太陽光発電の保証期間と条件

システム導入前に必ず確認したい保証期間と条件

太陽光発電システムは高額な設備であり、当然のことですが、保証期間と内容はとても重要になってきます。

基本的に、太陽電池モジュールの出力保証と太陽光発電構成機器の10年保証が一般的となっていますが、一部設備は1年保証などもあります。

保証内容と保証期間は、太陽電池メーカーや販売店、設置業者により異なることも多く、導入前によく確認しておく必要があります。

太陽光発電システムは、そうそう故障するものではありませんが、台風や雷などにより、いつ、どんな被害がでるかわかりません。

備え(保証)あれば、いざという時に安心できます。一般的な保証内容は次のような保証があります。

(メーカーにより下記保証内容のないメーカーもあります。)

1. 出力保証

ソーラーパネル(モジュール)の出力を一定期間保証し、もしも何らかの理由で発電量が低下した場合に、メーカー負担でモジュールの修理や交換が可能になります。

ただし、保証期間や内容はメーカーによって変わりますので、検討時に必ず確認しておく必要があります。

また、どのくらいの出力を保証するのかという事も重要なポイントです。多くのメーカーでは、モジュールの公称最大出力値に一定の割合をかけた「最大出力の下限」に対し一定の割合をかけた値を基準値とすることが一般的です。

例えばシャープの場合、「最大出力の下限値(公称最大出力の90%)の90%までを10年間保証」という条件になっています。

この場合、モジュールの公称最大出力値が仮に200Wとすると、200W×90%×90%=162Wですので、「保証の基準値」は162Wとなります。

1点、注意しなくてはならない事として、この出力値とは、特別な計測機器を使って測定しなくては実際の数値が分からないため、故障に気付くためには普段からモニターで発電量をチェックして、前年同月と比べ大きな変化がないか、確認しておく必要があります。

メーカーによっては無料の定期点検で発電量に問題がないか確認してもらえるサービスを提供しているので、心配な方はそのようなアフターサービスを実施しているメーカーを選んだ方がよいでしょう。

2. システム構成機器に不具合が生じた場合

太陽電池モジュール、太陽電池設置架台、パワーコンディショナ本体などの構成機器に不具合が発生した場合に対応できる保証です。

3.災害などによる保証

火災や自然災害(地震・落雷・洪水など)に対しその修理費用などを負担するという補償制度を用意しているメーカーもあります。

現在では京セラとサンテックパワージャパン、ソーラーフロンティア、ホンダソルテックなどが無償で災害補償を提供しています。

また上記以外のメーカーでも有償で災害補償制度を用意しているところもありますので、検討の際にはどの程度の内容をどのような条件で保証するということを確認する必要があります。

ただし、すでに火災保険に加入している場合には、ソーラーパネルを屋根の一部とみなして、火災時や自然災害時に補償される場合もありますので、事前に保険会社に確認しておくことをおすすめします。

また、太陽光発電システムの販売店や施行業者が独自に補償や点検サービスを用意している場合もありますので、販売店や施行業者などに直接確認しておきましょう。

4.設置工事などの保証

太陽電池の設置工事や、パワーコンディショナーの取り付け工事など、工事に問題があり正常な運転ができない場合などに保証が適用されます。

太陽光発電システムを正常に使用したにもかかわらず上記の不具合が発生した場合は、保証書記載の保証条件に従いシステム設置後、無料で修理、または交換を行います。

注意したいのは、メーカーにより保証内容と保証期間が異なります。

また、メーカーと施工業者による施工保証がない場合、設置工事が原因で雨漏りしたり、脱落しても無償での修理はしてもらえません。

販売店には、システムの保証と施工の保証、両方が付いているかどうかを確認しておきましょう。

また、免責事項として、「塩害地域への不適切な据付による故障及び損傷」などの場合、保証対象外になるメーカーもあります。

保証内容と保障期間は、メーカー10年保証(システム全体)にプラスして施工業者の設置保証がついていることが理想です。

太陽光発電システム導入前に、必ず確認しておきましょう。