太陽光発電システムの寿命について

ソーラーパネルの寿命

ソーラーパネルの寿命は、各メーカーが発表しているところでは20年以上となっており、パネルについては最低でも10年、長いところだと25年ものモジュール出力保証が付けられています。

国産の有名メーカーの場合は、高品質なソーラーパネルを生産するところが多いようで、例えば、京セラが1984年に作ったソーラーエネルギーセンターの太陽電池モジュールはなんとノーメンテナンスで25年以上も稼動し続けており、同社の太陽光発電システムの信頼性を示す根拠となっています。

ソーラーパネルには磨耗するような可動部がなく、メンテナンスを必要としないという事と、構造がそれほど複雑ではないという事が、長寿命の秘訣です。

ソーラーパネルの構造は非常にシンプルでセルを並べて導線(接続線)でつなぎ、風雨の影響を受けないように、しっかりと全体をシールしてフレームで固定しています。

 

太陽光パネルの構造

太陽光パネルの構造

また、20年前に製造されたリユースパネル(中古パネル)でも製造時の80%~90%の発電性能維持出来ており、1年保証をつけて販売されている事例もあります。

このことからも、メーカーの発表している期待寿命20年以上というのは、十分信頼できる数値だと考えてられています。

とはいえ、ソーラーパネルも工業製品ですので、実際には不具合は一定の割合で発生してしまいます。また、不具合の発生率はメーカーによっても異なります。

保証期間内に出力が一定以下に下がった場合は、無償で交換してもらえるので、契約前に保証内容をしっかりと把握したうえで、万が一不具合が起きてしまった場合は、不具合に気付くためにも発電量は毎月1度でよいので発電モニターでチェックし、前年同月や前月に比べ極端に効率が落ちていないか確認をしておくべきでしょう。
(季節や天候の違いもあるので、発電量にある程度の上下はあります)

パワーコンディショナーの寿命

ソーラーパネルでつくられた直流電気を交流電気に変換するパワーコンディショナーの寿命は、ソーラーパネルよりも短く、10年~15年と言われており、ソーラーパネルの20年よりは短いのと、メーカー保証も1年程度に設定されている事が多いので、10年での入れ替え費用(30万円前後)は見込んでおく必要があるでしょう。

パワーコンディショナ
パワーコンディショナの例(屋外設置の場合)

現在ではパワーコンディショナ交換費に対して補助金が出る自治体もあるようですが、10年以上先になると技術革新によって今よりは安価になっている可能性もありますね。

また売電メーターも10年ごとに交換するものとして見込んでおいたほうがよいと言われています。標準的なアナログメーターの場合で1万円前後ですが、デジタルメーターは10万円前後になりますので注意が必要です。

太陽光発電は、こちらの交換コストを見込んでも売電収入と電気代の削減効果によって十分元が取れると言われています。